マイホーム建設中に大工さんに差し入れをしに行ったら敷地内でたばこを吸っていて嫌な思いをした、なんてことはよくある話!
と言うよりも職人さんにとって工事現場でたばこを吸うのは当たり前の話なんです。
工務店に勤めている私ですが、実はたばこが大嫌いです。
鼻も効くせいか残り香もすごく気になるんですよね。
私のようなたばこ嫌いさんが嫌な思いをしないためにも、今回は施工会社の現場でのたばこ問題についてお話ししていきます。
この記事はたばこ嫌いさん目線での記事になりますので、喫煙者の方はごめんなさい。
職人さんのたばこ問題
たばこに対して世の中も厳しくなってきてる中、建築という業界ではなかなか煙草文化が絶えません。
なぜなら現場の職人さんたちのほとんどが喫煙者だから。
休憩時間も常に一緒の職人さんたちは、周りの人がたばこを吸う限りやめたくてもやめれないんですよね。
元々吸わなかった人も吸い始めてしまうほど、環境にかなり左右されてしまうんです。
だからといってたばこ嫌いの施主は、現場でたばこを吸われることを我慢し続けなければならないの?
そんなことはありません!
ではどのように対処をしていけばいいのかお話ししていきましょう。
各会社のルール
実は、会社によってたばこのルールが決められている事が多いです。
よくあるルールは主に次の3つです。
・たばこは敷地内で吸うこと
・現場でのたばこ禁止
・職人は全員禁煙者であること
たばこは敷地内で吸うこと
なんと、たばこは敷地内で吸うというルールがあるのです。
何でわざわざ敷地内で吸われなきゃならないの?
たばこ嫌いさんからしたら意味がわからない話ですよね。
でも、それにはちゃんとした理由があるのです!
ここから先は私の体験談になります。
ある日私が現場確認しに行った時、家の中にいるのに煙草の匂いが。
外に出ると玄関の入り口付近でたばこを吸う職人さんがいました。
玄関ドアは開けたまま、しかも内装のクロスは貼られている状態でした。
鼻の効く私はとっさに「クロスに臭いがつくのでドアを閉めて少し離れて吸ってください」と伝えたのですが…
その後確認するとまさかのお向かいの家の前の道路に座って吸っていたのです。
実は私の勤めている会社は、喫煙所は設けているもののはっきりとしたルールはなかったんですよね。
普通であれば人の家の前で路上喫煙なんてありえない話なんですが、悲しいことにルールを決めてあげないと職人さんの意識はその程度です。
つまり敷地内での喫煙ルールがあるのは近所迷惑にならないため。
悪いのは明らかに工事業者だけど、これからずっとその土地で住むのはお客さんです。
「工事中マナーが悪かった家。」
なんてご近所さんに思われたくないですよね。
そのためにも「敷地内でたばこを吸うこと」というルールを定めている会社は多いんです。
なるほど!
お客さんのその後を見越した上で、敷地内での喫煙ルールを設けているんですね。
そうですね。
決して喫煙者が悪と言っているわけではなくて、「たばこを吸うならマナーを守ってくださいね。」というルールなんです。
はっきりとしたルールを定めていなかった私の職場では先程のような事件がきっかけとなり、
「私のようなたばこに敏感な人は世の中にたくさんいるんだから、問題が起きないためにもルールのひとつぐらい決めておくべきでしょ!」
と社長に直談判して、節度を守った上での敷地内喫煙ルールを作ってもらいました。
ルールがないとマナーを守れないのもどうかと思いますが、たばこが当たり前の建築業界においてルールがあるのはかなり重要ポイントです。
現場でのたばこ禁止
先程のように現場での喫煙は問題になる事が多く、最近では現場での喫煙そのものを禁止している会社も少なくありません。
現場ではたばこを吸わず、自分の車に戻って吸ってもらうなどの対策をとっています。
施主側からしたら、このぐらいはっきりしたルールがある方が問題にならなくて安心ですね。
職人は全員禁煙者であること
大工さんをお抱えの工務店の中には、禁煙者しか雇わないという会社も実際にあります。
最近では健康のために禁煙手当がある会社も増えてきていますよね。
が、実際ここまで徹底できている会社は本当に一握りだけなので、このような会社を探すのは至難の業でしょう。
対処法
対処法はただ一つ、施工会社のたばこルールはどうなっているのかを事前確認しておく事です。
現場で嫌な思いをしたものの、ハウスメーカー・工務店との関係をこじらせたくなくて我慢し、もやもやしてしまう方は少なくありません。
しかし、もし現場でたばこを吸われるのが嫌な場合ははっきりとNGを出しておきましょう。
禁煙者しかいないようにするのは不可能でも、車でたばこを吸うなどの対策をきっと取ってくれるはずです!
まとめ
いかがだったでしょうか?
私と同じようなたばこ嫌いさんは世の中にはたくさんいるはず。
自分が我慢した方がいいのかな…
なんて思わずに、不安なことは何でも担当者さんにさらけ出しましょう。
だって、工務店で働いている私がこう言ってるのですから!