服がたくさんあるからウォークインクローゼットが欲しい!
このように考えてる人は多いのではないでしょうか?
でもちょっと待って!
家を建てた人の中には、ウォークインクローゼットを作ったことを後悔してしまう人が沢山いるのです!
今回は、後悔しないウォークインクローゼットのつくり方について、クローゼットの大きさごとに解説していきます。
【1帖】普通のクローゼット
まずは通常のクローゼット。
今回は1帖サイズで考えていきます。
よくあるクローゼットですが一番収納力があり無駄なスペースがありません。
収納力は98%で、端から端まで洋服をかけたり収納引き出しを置くことができます。
この奥行きであれば、1番奥行きのある収納引き出しを置くこともできますね。
扉のない端の部分には普段使わないキャリーケースなどを置くことで無駄なく使うことができるでしょう。
【1.5帖】ウォークインクローゼット
このサイズのウォークインクローゼットはⅠ型が基本形になります。
I型…片側のみにハンガーパイプを付ける形のこと。
あれ?サイズはさっきより大きいけど、服をかけれる広さは変わらないんだね。
そうなんです!
クローゼットが大きいだけで、実は収納力は同じ。
これがウォークインクローゼットの罠です。
しかも「ウォークインクローゼット」なので、この間取りには通路があります。
普通の1帖クローゼットにしておけば、部屋をあと少し大きくできるんですよね。
更に言えば通路のために収納部分の奥行きがクローゼットよりも狭いのがわかりますか?
このため、奥行きのある引き出しが綺麗に置けません。
「ウォークインクローゼット」にこだわりすぎてこのような間取りにしてしまうと、後々後悔する人がかなり多いので要注意です!
【2帖】ウォークインクローゼット
2帖の場合は、Ⅱ型とL型の2パターンがあります。
Ⅱ型…両サイドにハンガーパイプを付ける形のこと。
L型…L型にハンガーパイプを付ける形のこと。
結論から言うとⅡ型がおすすめ!
なぜなら、Ⅱ型は1帖のクローゼットと比べると収納力が約2倍あることが図面からわかりますよね。
クローゼットに比べると奥行きが浅い引き出しになるかもしれないけど、それ以上に服をかけれるメリットがあります。
一方L型には角にデッドスペースがあります。
普段使わない洋服やキャリーケースを置くことができますが、2帖サイズのウォークインクローゼットは思っているほど広くはありません。
Ⅱ型に比べると収納スペースが減り、デッドスペースがあるかないかで使いにくさが左右されるでしょう。
収納力が多いと思って「ハンガーパイプをL型にして欲しい」と希望される方は実際多いのですが、どのような使用用途なのか・服の量などをしっかり考えてみてくださいね。
【3帖】ウォークインクローゼット
服がたくさんある人は、3帖のウォークインクローゼットであれば季節ものも問題なく収納できます。
私も服が多いので3帖は欲しいです(笑)
3帖以上の大きさになると、広さにもゆとりが出てくるためコの字型がおすすめ。
コの字型…コの字型にハンガーパイプを付ける形のこと。
デッドスペースはありますが、ここまで広くなるとデッドスペースに左右されずに収納できる広さといえるでしょう。
奥だけ中段の棚を付けて、布団を収納できる形にするのも便利です!
まとめ
いかがでしょうか?
私が実際に作ってみて良いと思ったクローゼットは次の通りです。
1帖~…ほかの部屋を圧迫しない通常のクローゼット
2帖…両サイドにハンガーパイプのあるⅡ型
3帖~…コの字型
今作ろうとしているウォークインクローゼットがただ大きいだけで他の部屋を圧迫していないか?
ウォークインクローゼットにこだわりすぎて他が見えなくなっていないか?
家づくりの優先順位をしっかり考えた上で、素敵な収納スペースをGETしてくださいね!