はじめまして、なちょです!
今回は家づくりを始める時に、まず皆さんが悩まれる”ハウスメーカー・工務店選び”についてお話をしていきます!
いざ!あこがれのマイホームを建てようと思ったものの、注文住宅を建てるにはいろんな選択が必要です。
このブログを見てくれているあなたも、きっと初めての注文住宅で右も左もわからない状態なのではないでしょうか。
そもそもハウスメーカーと工務店の違いがわからない。
今回はそんな人のために、ハウスメーカーと工務店の違いについて解説していきます!
ハウスメーカーと工務店の違い
ハウスメーカーとはずばり、家づくりをしようと思ったあなたがまず思い浮かべる有名な会社です。
有名どころだと以下のような例が挙げられます。
・ダイワハウス
・積水ハウス
・一条工務店
・セキスイハウス
・タマホーム
え?一条工務店もハウスメーカーなの?
そうなんです!
会社の名前に”工務店”が入っているからといって、決して工務店とは限りません。
規模が大きく、全国展開しているのがハウスメーカーの特徴。
だからCMでも見かけることが多くて、家づくりを始める時にまず思い浮かぶんですね。
住宅展示場などもたくさんあるため家のことをイメージしやすく、まずここから手を付ける人が多いのではないでしょうか。
一方工務店は、ハウスメーカーとは打って変わって地域密着型の小規模の会社です。
ハウスメーカーのようにCMをしているわけでもなく、認知度が低いため自力で調べる必要があります。
SUUMOで調べてもたくさん出てくるので、諦めずに調べてみてください。
モデルハウスや実際のお客様の家の完成見学会など、定期的に開催しているところも多くありますよ。
あぁ~、ハウスメーカーと違ってどこが有名かわからないから調べるの難しい…
もうめんどくさいからハウスメーカーにしようかな…
ちょっと待って!
後から後悔しないためにも、それぞれのメリット・デメリットを確認して、自分に合った会社選びをしましょう!
ハウスメーカーのメリット
圧倒的なブランド力と安心感
規模が大きいハウスメーカーにするメリットはなんといってもブランド力の高さです!
最近では「○○ハウスで家を建てました」と、マイホームができる工程をInstagramに投稿する方も少なくありません。
そして有名なハウスメーカーで家を建てると何となく安心しますよね。
聞いたことのないブランドの服を買うより、有名なブランドの服を買ったほうが何となく安心するのと同じです。
全国展開している、ということはつまり経営も安定しているので、倒産のリスクは工務店よりも少ないでしょう。
そのため、ハウスメーカーならではの20年・30年後の保証も充実していて安心感があります。
太陽光発電などの最先端技術に優れている
ハウスメーカーは太陽光発電などの先端技術を進んで導入しており、ZEH(ゼロエネルギー住宅)に対応した住宅を多く施工しています。
というのも、日本の政府が「2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」といった政策目標を掲げているため、大手のハウスメーカーはそれに従い太陽光発電を標準で導入してくるところが多いのです。
標準といっても、もちろんその分金額も加算されているので注意してくださいね。
仕事が早い
ハウスメーカーはとにかく仕事が早いです。
というのも、ハウスメーカーは営業部・設計部・積算部などそれぞれの部署に分かれているため作業分担がきっちりされているんですよね。
図面・見積もりの作成はかなり早く出してくれるので、工期に余裕のない方にはかなりおすすめです。
ハウスメーカーのデメリット
自由度が少ない
ハウスメーカーは規格物が多く、希望をすべて叶えることができない場合があります。
・土地が四角の角を落としたような変形地の場合、土地目いっぱい家を建てたいから土地と同じ形の家を建てたくても四角い家しか建てれない。
・希望のデザインがあっても、選べる範囲が決まっているから思い通りにいかない。
・狭小地の場合、隣家とのもめ事を避けるために、境界いっぱいまで家を建てさせてくれない。
・間取りのミリ単位の変更ができない。
等々、ハウスメーカーによってはできるできないがあるとは思いますが自由度が少ないことは念頭に入れておいたほうがいいかと思います。
規格が決まっている分、そのハウスメーカーにしかないオリジナルの仕様もあります。
例えば積水ハウスの外壁に使われているタイルなど。
そのハウスメーカーの仕様・デザインが好きな方にはいいかもしれませんね。
コストが高い
正直、ハウスメーカーの家は高いです。
理由はいろいろありますが、ハウスメーカーは莫大な技術開発や広告費をかけており、運営に携わる人員も多いため人件費も膨らむ傾向にあります。
設計業務より先のことを外注に丸投げしていることも大きな理由でしょう。
基本的にハウスメーカーの工事は後に紹介する”工務店”が請け負っていることがほとんどです。
つまり工務店と同じ仕様の家を建てても、そこにハウスメーカーの利益が上乗せされているため高くなっていくのです。
希望が伝わっていないことが多い
希望を伝えているのに伝わっていないってどういうこと?
先ほど説明したように、ハウスメーカーは工事に限らず図面作成なども下請け業者に丸投げしていることが多いです。
そのため、打ち合わせ時に営業さんに伝えたことは伝言ゲームのように下請けの工務店に伝わっていきます。
下請けの工務店は、そこからさらに下請けの工事業者に連絡するわけなので、希望通りに伝わらなかったり、最悪伝え漏れの可能性もあります。
ハウスメーカーで家づくりをする際は、図面や現場のチェックをしっかり行うことが大切です!
営業がしつこい
これはよく聞く話ですよね。
実際に資料請求をした人はもう経験済みではないでしょうか。
資料請求時だけではなく、図面・見積もりを提示してもらってからも「今ならお安くします!」を売り文句にガンガン営業してきます。
でも、よく考えてみてください。
「今ならお安くします!」という事はそれだけ値段の下げしろがあるという事。
つまり、値下げを考慮してかなり利益を上乗せしていることを忘れないでくださいね。
工務店のメリット
自由度が高い
工務店にするメリットはなんといっても自由度の高さ!
これといった規格がないので、完全自由設計をすることができます。
ハウスメーカーのオリジナル商品ではない限り、どんな希望も叶えてくれるのが工務店の特徴です。
・基本的にどんな形の家でも作ることができるので、土地を有効活用できる。
・標準の仕様はあっても、希望すればどんなものでも反映してくれる。
・狭小の土地の場合、隣家の人に交渉を行ったりして境界ぎりぎりまで家を建てることも可能。
・ミリ単位の間取り変更ができる。
逆に、そこまで家づくりにこだわっていなくて完全自由設計するのがめんどくさい、という方には工務店はお勧めしません。
コストが安い
工務店にはお抱えの大工さんがいたり、電気屋などの各業者を自社で発注しているため下請け業者が最小です。
そのため上乗せする利益が少なく、コストが最小限に抑えられているのです。
見積内容も詳細、かつ明瞭で、どこにどれだけコストがかかっているのか、どこでコストを削ることができるのかが検討しやすいのもメリットといえるでしょう。
できるだけお得に家を建てたい!という方には工務店がおすすめです。
工事の監理が行きわたっている
工務店は工事を下請けに丸投げすることがなく自社で監理を行うため、チェック漏れが少ないんですよね。
また、地域に特化した工務店なだけに手抜きをして評判を落とす、なんてことを簡単にはできません。
工務店のデメリット
イメージがつかみにくい
大半の工務店は、展示場やショールームを常設していません。
そのため、その工務店が建てる家の具体的なイメージがつきにくく、会社選びの決定打に欠けてしまうかもしれません。
会社独自の保証制度がない
工務店は規模が小さく、ハウスメーカーのような20年・30年保証といった独自の保証制度は少ないです。
いつか家のメンテナンスをしてもらい時にお世話になった工務店がなくなってしまっていたら、また1から工務店探しのスタートです。
そんな意味でも、保証制度の高い大手のハウスメーカーを選ばれる方は少なくありません。
ハウスメーカーに比べると仕事が遅い
これは工務店にもよるかもしれませんが、やはりハウスメーカーのようなスピード感はありません。
工務店は少人数で会社を経営しているため、プラン提案や見積もりの作成に時間がかかります。
営業からアフターケアまで少人数で行ってくれる分、仕事は遅くなってしまいますので一長一短ですね。
まとめ
いかがでしょうか?
ハウスメーカーと工務店の違いが分かれば、自分にはどちらが向いているのか何となくわかりましたよね。
・価格が高くても保証制度が整っていて安心感が欲しい人、そのハウスメーカーの仕様が気に入った人にはハウスメーカーがおすすめ。
・完全自由設計ながらも極力コストを抑えて、ゆっくりこだわった家づくりを進めたい方には工務店がおすすめ。
とはいえ、最終的にはその工務店や担当者さんとの相性が一番の決め手です。
あなたにとって後悔のない家づくりのスタートが切れますように!